運と読みが交差する、パチスロの設定についてコラム
現代のパチスロは「イバラの道」であり、最終的には運と読みがものをいう世界とも言えます。しかし、ある程度であれば設定も絞ることができるので、センスを発揮する前に基本的な所は押さえておきたい。そこで今回は設定についてちょろっとお話をしておきましょう。
設定が入るお店選びが第一歩
誰もが高設定を使っていると知れ渡っている店は競争率が高く、朝の抽選で狙い台が取れなければ帰るというパターンが半分を超えます。
※大手チェーンが悪いというワケではありません。
優先順位
- 隠れ家的な
- 繁盛店
- 大手チェーン
まずはお客が少ないけれど、ある程度設定を使っているというお店を探しましょう。候補が絞れない場合は、交換率が低いところから優先的に探していくと見つけやすいです。特に6 枚交換のお店は超回収店か優良店かに分かれやすい傾向があります。自分だけが知っている、というのが強いのです。
一番後回しでいいのが、名前が知られている大手チェーンです。地域によっては相当優良店な所もありますが、全体的に見るとチェーン店は生かさず殺さずが基本です。ハイエナ狙いなら最優先店舗なのですが、設定狙いとなると正直使えません。
欠かすことができない情報の確認
一番台数の多い機種の履歴を総浚いでチェックしましょう。今はデータロボ的な機械がありますので、それ程時間は掛かりません。一か月分を見ていると、大体その店の旧イベント日も想像がつきます。
台の上のデータを見る時は、一週間分を差枚で見ましょう。台番末尾番号や、台の場所的な特徴をみて贔屓台が見つかったら成功です。例えば角から2番目の台は週一回は必ずプラスに突き抜けている等、お店によって設定の癖が見つけられる店が優良店です。
一番簡単なのは据え置き傾向が目立つ店です。不発台は出るまで放置するというタイプの店が一番設定狙いがしやすく、また競争率も高い傾向にあります。「ジャグラーシリーズ」のREG寄りでマイナスに終わった台は王道で、ここを据え置く店は優良店と言えるでしょう。
ヒトが入れる設定
よくある勘違いなのですが、高設定使用率が高い店舗が優良店なのではありません。例え1台しかない高設定でも、パターンを読みきっているので確実に自分が座れるというのが優良店です。
そういう意味では、入っているのは間違いないけれど何故ここに入っているのかがわからないという店はハズレです。中には読まれない為に高設定を入れる台数だけを決めて、後はランダムに配置する店も存在します。こうなると傾向も何もないので、プロですら見つけられません。自分が取れない宝箱なんて、何箱あっても意味は無いのです。
何故ここに入っているかが分かる店は、大体設定担当者も現役のパチスロユーザーです。打ち手の気持ちを分かっているので、わざとヒントを残すような設定の入れ方をします。これが何となく自分にもいつか掴めるかもしれないという希望になり、結果的にお客の数を増やす事になります。
設定6狙いはAT機、設定4以上ならノーマル機
設定狙いを続けていけば嫌でも分かる傾向ですが、最高設定というのは大体AT機やART機に入ります。機械割的に「アイムジャグラー」に一番入るだろうと思う方も多いのですが、ノーマル機は中間を混ぜておけば引き次第で3,000枚は出るので、6を一台入れるより4を3台入れるほうが効率的なのです。
それでもあえてノーマル機に6を入れる店の特徴としては、朝から並んでいる先頭集団がノーマル機に走る店です。朝から「ジャグラー」や「ハナハナ」が埋まる店は4以上を使っている可能性が高いのですが、競争率は半端ではありません。
逆にAT、ART機は中間設定では出るどころか凹む台も多いので、出すイベントの時は6を入れてくる店が多いです。特に現行機種で言えば「バジリスク 甲賀忍法帖 絆」はダントツで、6確定演出ありで使っているアピールにもなり、あまり6を使っても事故が起こりません。万枚や二万枚という大勝が出にくい機種なので、おそらく設定6使用率が一番高い機種でしょう。
また逆に6でも引き次第で全然駄目という機種も入りやすい傾向にあります。これは「北斗の拳 転生の章」がトップで、あべし振り分けとATの引き次第でどっちにも転ぶ為、他機種よりは入りやすいです。しかし掴んでも負ける割合も高いので、設定狙いで座る機種かというと疑問です。
最後に設定不問機種ですが、これは余程の人気台でなければ殆ど入りません。1でも大爆発する台ならば1のままでいい、しかし変えたという挙動は見せたいのでリセットは掛けるというのが基本パターンです。例外として「GODシリーズ」はまだ他機種に比べて使われやすいですが、打っている本人すらそれが自覚できないので何とも言えません。
運八割、読み二割
しかしどれだけ読みを駆使したところで、重要なのは狙い台に座れるかどうかです。これは朝一抽選の結果次第なので、結局は運要素の方が重要です。そういう意味で設定狙いは王道ですが安定して勝つのは難しく、また候補店が近所にあるかどうかという地域差も激しいのが現実です。しかしそういうハードルがあるからこそ、高設定に座ったことを確信した瞬間は格別のものがあります。
専業は難しいが楽しむには最適
そしてどれだけ勝てる人であっても、あくまで休日や空き時間の楽しみとしてのパチスロをお勧めします。この業界はある日突然内規が変わるので、これだけで生活するというのはいつ終わるか分かりません。老後や安定が約束されてからでも十分間に合いますよね。今は自宅でも遊べますし、それこそゲームなどでも楽しめる時代です。パチスロ本体を楽しむことと、ゲームを楽しむことはまた違う楽しみがありますので、ぜひ体験してみてください!